WORLDSHIFT宣言

The State Of Global Emergency The Worldshift 2012 Declaration

世界的緊急事態における ワールドシフト2012宣言(草稿)

2009年8月25日

 

平和で持続可能な社会を実現するために
自分自身を変える必要がある。


《緊急事態にある世界》

 

 私たち の世界は今、「緊急事態」にあります。
 そしてこの世界的な危機は、より深刻な問題につながる兆候でもあります。

 気候変動、経済破綻、エコシステムの崩壊、人口過密、水と食料の不足、資源の枯渇、原子力などの脅威。遅かれ早かれ、そうした危機は私たち全員に例外無く影響を及ぼします。このまま持続不可能な道を突き進めば、今世紀の中頃までに地球の大部分は、人間をはじめ多くの生物が生息できない場所へと変わり果てることでしょう。しかしながらエコロジカルな惨事、もしくは宗教や地政、資源をめぐる衝突が引き起こす戦争の悪化などによって、総合的な体制崩壊はもっと早く訪れるかもしれません。

 こうした脅威は現実のものです。この世界的危機の原因となるものは、ここ数十年、ますます勢いづいて、近いうちに取り返しがつかなくなります。そのタイムリミットは今世紀末と見られていましたが、今世紀の中頃、20年以内、10年、5年とどんどん早まっています。


 今、わたしたちは、わたしたち自身と、世界についてどう考えるのか、ということが問われています。
 
これまでとは違う考え方が早急に求められる今、
これは新しい価値観や優先権を再考するチャンスでもあります。
 人々と自然が調和の中で共存するために、私たちが相互連携していることを理解し、新しい方向へとシフトするチャンスなのです。

 

《危機をチャンスに変える》

 

 平和で持続可能な社会を実現するために、現在の危機から脱出するためのチャンスの扉は、後ほんの数年で閉まってしまうかもしれません。この時系は、地球上の終末論を説く多くの予測や予言と偶然にも一致しています。2012年末。その終末は新たな意識の夜明けでもあるのです。

 今日、進歩的な考えを持つ団体や個人が世界中で、危機的状況をどうチャンスとして活かすかについて発言しています。
 持続可能なシステム、構造、テクノロジーは発達し、あらゆる地域・分野にて実行に移されています。こうした世界的な「目覚め」は、人類が洞察力と創造力をもって危機に立ち向かう力を持っていることを表しています。いかに人間の精神が活力に溢れているかを証明する希望のサインです。

 

《ヴィジョンとコミットメントが必要》

 

 早急に必要とされている変化の範囲や規模には、私たちのこれまでの努力ではまだ不十分です。しかし私たちがヴィジョンや展望、やる気(commitment=義務、責任)をもって協力すれば、平和かつ持続可能な世界を造ることができるのです。そうすることで、私たちの存続と幸福を後世にまで確保できます。地球市民としてまずやるべきことは、意識をより広げ「惑星意識」にまで発展させることです。そして猶予の窓がまだ開かれているうちに、人類のために、新しい世界としっかりとした未来を共に築いてゆかねばなりません。


《緊急呼び掛け》


 したがって私たちはすべての人々へ、この世界的危機における危険性、及びチャンスの両方について認識を深めていただくことを呼びかけます。人類一人ひとりの存続と幸せ、そして地球上のすべての命のために、我々は共に協力しあい、ポジティヴなワールドシフトを実現するためにコミットすることを宣言します。